初めてのネイルサロンは、事前準備や当日の流れが分からず不安になりますよね。かわいいジェルネイルに挑戦したいけれど、「爪は短いけど施術できる?」「デザインはどうしよう…」と迷っている人も多いはず。
そこで今回はプロのネイリスト監修のもと、初めてネイルサロンに行く人に向けて、事前準備や当日の施術の流れを徹底解説します。初心者におすすめのデザインやサロン選びのポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ネイリスト歴9年。東京・新潟のネイルサロンで経験を積み、その後独立。爪にやさしく、持ちのよいネイルが好評です♡オフィスネイルから細かいアートネイルまで幅広いデザインに対応できます!
Mignonの管理人。プチプラからデパコスまで多くのコスメを使用してきました。コスメコンシェルジュ・化粧品検定1級を取得。最近はスキンケアについて勉強中です。リアルな使用感を伝えるのが得意♪
ネイルサロンは何ができる?基本メニューを紹介

ネイルサロンは、爪を美しく整えたり、おしゃれなデザインを楽しんだりできる専門のサロンです。カラーをのせるだけでなく、アートやパーツを取り入れて好みのデザインを施すこともできます。
ネイルサロンのメニューはお店によって異なりますが、基本的にはジェルネイル・長さ出し(スカルプチュア)・補強・爪まわりのケアなどを提供しています。
- ジェルネイル…樹脂製のジェルを硬化させて仕上げるネイル
- スカルプチュア…人工爪の一種、爪の長さだしに使用する
- 補強(リペア)…亀裂が入った爪を補強・修正すること
- 爪周りケア…甘皮処理や長さを整える・ウォータケアなど
ジェルネイルは合成樹脂のジェルを爪に塗り、UVライトやLEDライトで硬化させる施術です。ぷっくりとしたツヤのある仕上がりが特徴で、約3週間〜4週間ほど持ちます。爪の長さにもよりますが、伸びが早い人は3週間、遅い人でも4週間を目安にオフするとよいでしょう。
ジェルネイルは、マニキュアのようにすぐ落ちる心配がない一方、オフには時間がかかります。除光液では落とせず、専用のリムーバーが必須です。 次回の予約でオフしてもらえるため、プロにお任せしましょう。
スカルプチェアは、いわゆる長さ出しのこと。アクリルパウダーとアクリルリキッドなどを混ぜて作られた人工爪で、爪を長くしたい人や亀裂の補強に使用されます。別途料金がかかるサロンが多いので、事前に料金を確認しておきましょう。
また、ネイルサロンは爪周りのケアだけでも利用可能です。甘皮処理や爪の長さ・形を整える施術に加え、ぬるま湯で爪をふやかすウォーターケアを行うサロンもあります。店舗によっては対応していないこともあるので、事前にメニューを確認しておきましょう。
Q.爪が短い状態でもジェルネイルできますか?
爪は短くても大丈夫です!毎回ギリギリ短くされる方も多いですし、デザインも爪に合わせてバランスを考えながら仕上げますので安心してください♪慣れないうちは短いほうが生活もしやすいのでおすすめです。
初めての人も安心!ネイルサロンの流れをチェック

ネイルサロンに初めて行くときは、予約時間の5分前に到着しましょう。10分以上遅れると、施術が受けられなかったり、希望のメニューができなかったりする可能性があります。
一方、あまり早く着きすぎるのもよくありません。 サロン側には準備時間もあるため、どんなに早くても10分前に到着するようにしましょう。特に、個人サロンは待合室がないケースも多く、外で待つこともあるので注意が必要です。
メニューによりますが、ジェルネイルの施術には約90〜120分かかるため事前にお手洗いを済ませておきましょう。
ネイルサロンに到着したら、初めての方はカルテを記入します。安全に施術を行うために、ジェルネイルの施術経験やアレルギーの有無などのチェック項目があるので、分かる範囲で正確に記入しましょう。
カルテの記入が終わったら、実際に爪の状態を確認しながらカウンセリングを行います。爪の悩みやネイルについて不安がある人は、このタイミングで気軽に相談してくださいね。
爪の形によって似合うデザインをご提案できます。また、水仕事が多いなど生活習慣によってネイルの持ちも変わるので、事前に伝えてもらうと助かります♪
カウンセリングのあとは、希望のデザインをもとに施術を開始します。基本的な流れは、下処理 → ベースジェル → カラージェル → トップジェル → ケア となります。ジェルネイルの詳しい施術内容は、この後の見出しで解説しています♪
施術中は、指を動かしすぎないように注意しましょう。特に、ライトに手を入れるときは、やさしく差し込むのがポイント。未硬化のジェルをぶつけるとデザインが崩れ、やり直しになることも…。
トップジェルを塗る前にデザインを確認したら仕上げに入ります。ネイルオイルやクリームで指先のケアをしたら施術は完了。次回予約したい場合は、このタイミングで確認してくださいね。
Q.初めてのネイルサロン、予約した方がいい?
予約はしたほうがいいです!飛び込みで入れるサロンも多いですが、せっかくたくさんのサロンから選んだのに満席でお断りされるのは残念ですよね…。できれば前日までに予約をして、備考欄などのフリースペースに初めての旨を書いていただくとお店側も準備ができてありがたいです!
ジェルネイルの手順を確認しよう!

ジェルネイルの基本的な流れは、甘皮処理・ケア → ジェルネイルの塗布 → ライトで硬化を繰り返す → ネイルオイルやクリームで仕上げのケアとなります。
甘皮とは、キューティクルと呼ばれる爪と皮膚の間にある薄い皮のこと。丁寧に処理すとジェルネイルが長持ちします。爪の長さや形を整えてもらうだけでも気分があがりますよ。
下処理が完了すると、いよいよジェルネイルを塗布していきます。まずは透明のベースジェルを塗りライトに入れて硬化、次にカラージェルを塗りデザインを施します。硬化のタイミングはネイリストさんの指示に従ってくださいね。
ライトに指を入れるときは、ネイリストさんが声をかけてくれます。基本的には片手の硬化が終わったら、もう一方の手をライトに入れる流れでOK。ほとんどのサロンはタイマー付きのライトを使用しているため、「ピピッ」と音が鳴ったら出して大丈夫です。
デザインを確認したら、透明のトップジェルを塗り仕上げに入ります。トップジェルはツヤと強度を出すので、ジェルネイルには欠かせません。最後はネイルオイルやクリームで指先を保湿して完成です!
ジェルネイルは化学反応によって硬化させるので、ライトの熱が熱く感じることがあります。熱さや痛みを感じたら、すぐに伝えてくださいね。
初心者におすすめのデザインはこれ!

ネイルサロンはさまざまなデザインを楽しめますが、まずはシンプルなデザインがおすすめです。ワンカラーは、爪全体を単色で塗る定番のデザイン。まずは好きなカラーで挑戦してみるとよいでしょう。
フレンチは爪先をなぞるようにラインをいれるデザイン。シンプルでありながらも、上品な印象を与えます。白フレンチは人気のデザインですが、ほかのカラーを試すのもあり!ワンカラーでは、物足りない人にもぴったりです。
カラーグラデーションは、先端にかけて色が濃くなっていくデザイン。根本の伸びがわかりにくいので、きれいな状態をキープできます。華やかなラメのグラデーションは、イベントや特別な日に映えるでしょう。
多くのネイルサロンでは、季節やトレンドに合わせた「定額デザイン」が用意されています。5,000円コース・7,000円コースなど、決まった金額内でデザインを選べるので初めての人にもおすすめです。
これでばっちり!事前準備チェックリスト

事前準備では、爪のケアをせず、何も手を加えない自爪の状態にしておきましょう。セルフケアをすると、かえって施術の妨げになる可能性があります。また、マニュキアは別途オフ代がかかるケースもあるので、自分で落としておくと安心です。
さらに、ネイルオイルやハンドクリームには油分が多く含まれているため、施術前は控えましょう。油分が多いとネイルの持ちが悪くなるので帰宅してからケアしてくださいね。
Q.初めてのネイルサロン選びで失敗しないコツは?
資格が全てではありませんが、技術面で確実に安心したい人はJNA(日本ネイリスト協会)認定講師の資格や、ジェルネイル検定上級のネイリストさんがいるサロンを選ぶとよいでしょう。デザインの雰囲気やお客さんの年齢層なども確認してみてくださいね♪
ネイルサロンといっても、価格設定はさまざま。無理なく通えるよう、予算に合ったサロンを選びましょう。また、通いやすい距離にあるかどうかも大切なポイントです。 定期的に通う場合は、自宅や職場から近いサロンを選ぶと負担が少なくなりますよ!
